室長日記
東京R不動産✖️新田農園『FARM PARTY!』出店
【愛玉子ワークショップ開催しました】
東京R不動産さんと新田農園さんの新しいイベント『FARM PARTY!』にて有機愛玉子(オーギョーチー)づくりワークショップとして出店しました。
小雨にもかかわらず、お子さまを含め沢山の方々が会場である新田農園さま敷地に広がるキッチンカーやワークショップ、農体験に訪れ、農をまちに開く取り組みへの関心の高さを感じるイベントでした。
研究室では薬膳カフェやイベントでよく販売している人気のオーギョーチーを原料である種子から手作りする体験をみなさまにしてもらいました。本物のオーギョーチーを召し上がるのも初めてだった方が実際に自分が作ったオーギョーチーを愛おしそうに楽しむ姿がとても嬉しかった。参加いただきありがとうございます。
今回は会場の新田農園さんに自家製グレープフルーツジャムをご提供いただきオーギョーチーシロップも参加者さまに手作りしてもらいました。東京都産の貴重なグレープフルーツジャムとレモン果汁や蜂蜜で作ったシロップが本当に自然の恵みを感じる優しく幸せいっぱいな味わいで、みんな笑顔になる美味しさでした。
ご縁を頂き、事前の準備から当日の案内、フォローまできめ細かく対応して頂いた東京R不動産のみなさま、新田農園の方々、当日心強いサポートで支えてくれたハルモの方々、アソブナラのそうちゃん、ほんとうにお世話になりました。
幸せいっぱいな時間をありがとうございます。
これからの発展が今から楽しみな農をまちに開く活動、またお会いできることを心待ちにしています。
追記、ジャムがとてもおいしかったので余ったジャムをお湯で割り楽しんでいます!
東京R不動産 柳沢プロジェクト @new_new_field
新田農園 @nittanouen.nishitokyo
ハルモ @harmo.online
アソブナラ @asobunara
ついに看板がつくよ。
出張薬膳@食文化研究所書店
薬膳スナック開催しました。
食文化研究所書店さんと夢みる薬膳研究室コラボイベント2回目は所長と室長が旅から持ち帰ったとっておきやその土地の風土を持ち寄り来てくれたみなさんと楽しむスナックでした。
新月社さんと食文化研究所書店さんという小鳥書房アパートメントにある2つの文化に引き寄せられて訪れた方々が自然と集まるそんな空間で、多種多彩な会話が心地よく満ちる時間をご一緒できて夢のような夜だった。
本に囲まれた空間に背景の違う様々な方が集いゆっくり過ごす。とても贅沢な時間がここにはあるなあ、
所長の洪さん、来ていただいた方、沢山お世話になりました。わたしの大好きな水餃子や鴨血やいろいろを召し上がってくれてありがとう。自慢のパクチー甘酢を美味しいって言ってもらえて幸せです。
所長と室長のアジア買い付けフェアは引き続き2階で開催中、スープキットはまだ少しだけあるみたい。韓国のポップな雑貨もまだございます。
是非谷保へ文化の秋を感じに訪れてください。
食文化研究所書店さんは小鳥書房アパートメントさん2階、1階は新月社さん、ブックスナックという素敵な夜を定期開催されてるお店です。
長くなりました。まだまだ食文化研究所書店さんとの食にまつわる探求の旅は続きます。次はいつどこでお会いできるか、みんなにお伝え出来る時が待ち遠しい室長です。
昨晩の水餃子には府中の市場にあるアジアンミール店主博士がこれいいよ、と教えてくれたスパイスを使いました。とても好評でした。いつもありがとうございます。
9月の薬膳ランチコース

9月の薬膳ランチコースを召し上がっていただきありがとうございました。秋分の身体と心に中医薬膳のほっこりのびのびした優しいパワーが届きますように、9月もそんな想いでみなさまをお迎えしました。
9月メインの薬膳スープは研究室オリジナル参鶏湯(サムゲタン)肺や肌を潤したり、夏に失った気血を補う、美肌と疲労回復の生薬をたっぷり使用して、夏の疲れを秋に持ち越さない施膳でおつくりしました。参鶏湯に入れた高麗人参は中国吉林省産の根を贅沢に使いました。
薬膳デザートには先月台湾の薬局で仕入れた「桃の花の涙」と呼ばれる貴重な桃膠をじっくり煮たものを入れました。美容と滋養強壮に良いと言われます。
研究室の薬膳ランチコースは月替わりの施膳、その季節ならではの一期一会な養生ごはんをおつくりしてます。「薬っぽそう…」じゃない「美味しい」薬膳がみんなの「自分に優しくする時間」のお供になりますように。季節の養生お手紙付きです。
10月の薬膳ランチコースのご予約は受付中です。
ランチコース詳細&ご予約はこちらのフォームからよろしくお願いします。
※「お知らせページ」にもリンク🔗があります。
霜降にも薬膳を込めて。みんなに会えるのをお待ちしています。
カズオイシグロとアンモローリンドバーグ
遠い山なみの光は室長が1番好きな作家カズオイシグロの作品の中でも特に戦後の女性の心を生々しく描いた好きな作品。映画公開を心待ちにしていた。
喪失や過去の自分や誰かの亡霊を描くカズオイシグロ作品には、諦めや、喪失感、過去や過去に生きる亡霊のような自分との対峙があって。それが小説全体を霧のように薄暗く覆ってる。薄曇りの空みたいにぼんやりとした風景が読む人それぞれの心に抱える薄い闇みたいなのに響くのかも。
カズオイシグロ作品の映画化されたものの中で室長的にNo.1でした。とても良かった。広瀬すずちゃんの凄みのある美しさが、母になることで社会や家庭から負わされる「母親らしさ」という重責や、母になることで負う「喪失感」を生々しく描いていて胸にずんときました。
男性である、幼少期に日本から英国へ渡ったカズオイシグロだからこそ客観的に描けた母たちの喪失と焦燥。
アンモローリンドバーグが100年以上も前に書いた小説、海からの贈り物、には、母親になることで、少しずつ、とりこぼしていくもの、についてもまた、母親になることで今まで生きてきた自分というものがなくなることへの焦りを描いていたのだったなあ。
母になることでの喪失がなんらかの形で言語化されるイージーな社会になりますように。
秋分の日、秋の七情である憂いとともに考えました。みんなはどう思いますか?
ママはいつも明るくて笑ってないといけない…そんなことないと思うから、自分の心の暗い部分に目を向ける自由もあるよ。そんな自分もだいじだよ、と室長は凄く思います。
ちなみにカズオイシグロ作品の中で1番好きなのは、クララとお日様です。もうすぐ映画化みたいだから楽しみだ。
長く読んでくれてありがとう。秋は芸術の季節だね。






