室長日記
レモンとコーヒー
\朝の代謝UPとリラックスにおすすめ/
レモンコーヒー
カフェインには疲労感を麻痺させる力や、リラックス効果があります。朝と食後のコーヒーは代謝を上げるとも言われるから、せっかく飲むなら効果的なタイミングで飲みたい。
レモンとコーヒーを合わせると、コーヒーのリラックス効果がレモンの巡らせる力でさらに上がりそう。生のレモンスライスよりシロップ漬けレモンが美味しいです。
いつもより緊張する日に、試してみて欲しい。※レモンとコーヒーがよくない相談をするんじゃないかと思った慎重派のみんなに向けて、さらに詳しく書きましたのでお付き合いください。
コーヒーの薬膳的働きと陰陽の性質
コーヒーにはこんな薬膳的な働きがある…
● 気の巡りを良くする:カフェインが気の流れを改善し、元気を出します。
● 集中力を高める:カフェインが眠気を防ぎ、注意力を向上させます。
● 利尿作用:余分な水分を排出し、老廃物を減らします。
● 消化を助ける:胃液の分泌を促進し、消化をサポートします。
陰陽の性質からコーヒーを見る!
コーヒーの性質を陰陽の考えから見てみると…
【陽の性質】
コーヒーは一般的に「陽」の性質を持ち、体を温め、活動的にすると言われる。
気の巡りを良くし、精神を覚醒させます。
【陰の性質】
利尿作用により、過剰摂取すると体の水分を奪い、陰を消耗させることがある。体質によってはコーヒーで身体を冷やすこともある。
コーヒーは主に「陽」の性質を持つと言われるけれど、特定の状況や体質によって「陰」の性質も現れることがあります。自分の体質や体調に合わせてよきタイミングで適量を楽しみたい。
カフェインには疲労感を麻痺させる力があるからここぞの時に頼る方も多いはず、ただ疲れの根本的な解決にはならないと思うから、疲労感をどうにかしたい方は、睡眠やストレス、食生活を今一度見直すのもいいかも。今は美味しいデカフェも沢山あります。室長はリラックスしたい!落ち着きたい!という時にレモンを入れたデカフェをホットで飲みます。
意外に相性よし?コーヒーとレモン
さて、コーヒーにレモンスライスを加えることで期待できる薬膳的はたらきをやっと紹介します。
● 消化促進:レモンの酸味が胃液の分泌をさらに促進し、消化を助けます。
● 解毒作用:レモンにはビタミンCが豊富に含まれており、抗酸化作用や解毒作用が期待できます。
● 免疫力向上:ビタミンCが免疫力を高め、風邪や感染症の予防に役立ちます。
● リフレッシュ効果:レモンの爽やかな香りが精神をリフレッシュさせ、リラックス効果をもたらします。
コーヒーとレモンの組み合わせ、味もけっこういけるはず!2つの相乗効果でさらなる元気がもらえるかも!
帆立とレモンで夏の養生一品
\夏の身体をクールダウン&疲労回復一品/
薬膳は普通の食事とは違い、体調や季節の変化に合わせた食材を目的を持って組み合わせます。それは身近な食材で簡単に出来る養生でもあります。
暑すぎる私たちの夏2024、学校プールが暑すぎてほとんど実施されませんね、時代です。
火を使いたくない日の元気チャージな一品に帆立とレモンがおすすめ。
スライスレモンを乗せてにんにく醤油(なければ醤油で)かけるだけ。
帆立とレモンを合わせることで、以下のような健康効果に期待しようー。
【帆立とレモンを合わせたら?薬膳的効能】
疲労回復: 帆立のタウリンとレモンのビタミンCが疲労を和らげる。
免疫力向上: ビタミンCとB群で免疫力を強化。
血行促進: タウリンとクエン酸が血行を良くし、心臓の健康をサポート。
美容効果: 美白やシワ予防に効果的なビタミンCとB12が豊富。
視力改善: ビタミンAとCが目の健康を維持します。
肝臓保護: 肝機能を強化し、デトックス効果を促進。
帆立のカルパッチョにレモンを絞ると、爽やかで健康的な一品になります。美味しい塩だけでもう完璧です。
試してみて欲しい。
友達が撮ってくれたわたしの顔!
まなちゃんさいこちゃんあさみちゃんが撮ってくれました。
見て欲しい。オール3枚室長のわたしです。
国際薬膳師になってから1年とちょっと、
薬膳を取り入れ始めてから何か変わりましたか?と
昨日の出張薬膳喫茶で聞かれました。
はい、変わりました!
食べたものは身体に入り身体の一部になります。
車のガソリンは車を動かすエネルギーになるけど、車の一部にはなりません。
一方食べ物は身体の一部に変化するから、その影響を身体は必ず受けているし、私たちの身体本体を作ります。
食べ物がもつ働きを知り、自分の身体と心に必要な食事をすることは身体を強く元気にしてくれます。
身体と心はお互いに影響を与えているから
身体が元気になれば心も元気になる。
中医学では心を身体と同じくらい大切に考えます。
古代中国哲学からくる中医学本、季節の養生法には必ずどういう気持ちで過ごすのがよいのかが記してあり、五臓の各臓と7つの感情を結びつけて考えたり、薬膳の献立を考えるときは心の状態も施膳の参考にします。
薬膳は、
今の自分や誰かの体調や心の様子に必要な食材を組み合わせて食べる食事。
空腹を満たすだけの食事ではない。
だから食材の働きを少し知るだけで
誰でも薬膳を取り入れることができると思って活動しています。
食事をする環境も大切で、なるべく楽しい気持ちで食べられるとなおいいなあと思います。
長くなりましたが、
薬膳を通じて、今まで知り合うことのなかった方々とお話ができたり、勉強させて頂く機会が増えました。
大切な方々ともなお一層食という必ずみんながする行為を通じてさらに楽しい機会をもつことができていると思います。
落葉帰根という言葉の通り、私たち人間は自然の大きなサイクルの中で、高い天と広がる大地の間に立つ弱い存在。中国古代哲学では人間は自然の一員ではなく一部として考えています。
そんなわたしたちは自分ひとりでは生きていけない存在であり、夢みる薬膳研究室の活動も、いつもこのような文を読んでくれているみなさまや、アドバイスをくれる方々、応援してくれるみなさま、時にサポートしてくれる沢山のありがたい力で成り立っています。
いつも大切なお店を快く貸していただくカフェやショップの方々、サポートしてくださるスタッフの方々、忙しい中薬膳目指してお越し頂くみなさま、マルシェやシェアキッチンで気づきを沢山くれるみなさまやオーナーの方、市場の方々、スケットしてくれる研究室助手や友人、お陰さまでいつも励みになります。
ありがとうございます!
さて、あさって20日は国分寺駅北口3分、フェアトレードのお店 @earthjuicehikariya さんにてわくわくリトル台湾喫茶です! 店長あやちゃんのパワーがみんなを幸せにしちゃう国分寺の異次元空間。
こちらにて薬膳おつまみやドリンクを提供いたします。
@maika.bag の世界にひとつのバッグも展示されてます。
15時半OPEN!
ラストオーダーは20時半の予定です。
みんなでお待ちしていまーす!
⭐︎写真の素敵なキッチンは国立北口、国北エリア通りにあるOCUYUKIさん( @ocuyuki ) 作り手さんの思いと技術が詰まった品々と素敵なスタッフの方がいるお店です。
梅雨のむくみと重だるさ対策おかずに
湿気によるむくみや重だるさを感じたらつくる
【とうもろこし屋台味】で身体の【除湿】を
湿気が高い時期の身体の重だるさやむくみや頭痛があるときに、今が旬の冬瓜やとうもろこし、ズッキーニやすももや黒豆を食べます私は。
こくベジお野菜のとうもろこしは味付けなくとも瑞々しく甘くて美味しいですが、タレ焼きするとやっぱり子どもたちが凄い勢いで食べるからよくそうします。
▼簡単すぎる屋台風もろこし作り方
皮をむいたとうもろこしをラップに包み600wで4分、食べやすく輪切りして、にんにく醤油と味醂と砂糖少し混ぜたタレをかけてフライパンでころころ焼く。
焼肉のタレがあればそれでもう凄い美味しい。BBQで食べるあのエキサイティングな味(紙皿にしても子どもは喜ぶ)
⚪︎とうもろこしの薬膳はたらき
胃腸を整えるから梅雨どきの胃がいまいちすっきりしなくてなんだかぽちゃぽちゃするときに。梅雨に疲れやすい五臓の脾を元気に。余計な熱をとり去り、外湿による身体のむくみや重だるさ軽減。とうもろこし茶でもオッケー、食欲なくてもお茶なら飲める。
⚪︎梅雨のむくみによい食材は…
とうもろこしをはじめはと麦、菊芋、金針菜、冬瓜、黒豆など。これらは『利水滲湿類』と呼ばれる食薬で、
利尿作用により体内に蓄積された水(湿)を排出してくれる。
むくみによい食材を食べたら、身体を動かすと巡りもよくなりなおよいかなとおもいます。
気と水は共に巡るから。
※追記、とうもろこし、緑豆もやし、冬瓜は梅雨の3大除湿スター食材!!!積極的に摂りたい。
(これらは津液を減らしたり、身体を冷やすものが多いから妊婦さんは極端な過食をしないで下さいね。)
今日はどんな一日でしたか?
東京多摩地区はどんより曇って風が気持ちよかったです。明日もいい一日になりますように。
自分の心と身体と仲良くしたいですね。
夏バテ&疲労回復簡単揚げ浸し
夏野菜が盛りです。元気な夏野菜が山盛りになっていると嬉しくなってつい買います。
とにかく沢山買うから冷蔵庫が大変です。日々人体実験として自分が飲む薬膳シロップや煎じ汁で既にいっぱいなスペースですから、
そろそろ限界なので夏野菜の揚げ浸しにしました。
みんなが大好きな揚げナス、高温多湿のこの時期に傷めやすい五臓の脾が弱っている場合、大量の油が胃腸に負担をかけるので、揚げる前に塩を揉み込むことをお勧めします。
揚げたくない方は蒸し器で野菜を蒸してからお好みに薄めた麺つゆに浸してください。
▼私たちの夏にお勧めお野菜の働きは・・・
⚪︎オクラ/梅雨に労わりたい脾を元気にする。脾は消化器系を司るので胃腸虚弱で食欲がない時、消化不良に。夏バテ、疲労の原因となる乳酸の生成を抑えるから夏場の疲労回復に強くお勧め。
⚪︎ナス/涼性の野菜だから身体の余計な熱を冷ます。血流を改善。利尿作用があるので高温多湿時のむくみに。胃もたれにもいいと言われるけど、結構冷やす力が強いから、冷え性気味の人は生姜や大葉などのお腹をあっためる薬味と一緒に食べて。
⚪︎ピーマン/イライラのぼせに。暑さなどのストレスで脇腹が張ったりするときに。胃の働きを整える。種ごと食べるのが栄養も取れるし楽だから、手で丸ごとをダンと潰してから蒸し焼きや揚げ流のを強くお勧めします。
⚪︎ズッキーニ/揚げ浸しに合う。身体の余計な水分を排出するからむくみに。身体のほてりを冷ます。大好き美味しいね。
⚪︎ゴーヤ/身体を冷ます。湿気によるむくみにも。苦味にはデトックス作用がある。
揚げ浸しはご飯にも麺にも言わずもがな合います。お腹をあっためる生姜をすりおろしてインするとワンランク上の揚げ浸しに。
余った浸し液と家族に売れ残った味がしみしみ野菜は、鶏出汁スープと合わせて温うどんの汁にすると最高なのでやってみて欲しい。
市販の麺つゆ(できればブドウ糖果糖液糖不使用のもの)には鰹の出汁が入っています。こちらからも夏の体に必要なミネラルが摂取できると、昨日アーユルヴェーダの真塩さんより教わりました、それは楽ちんやったー!