室長日記
梅雨のむくみと重だるさ対策おかずに
湿気によるむくみや重だるさを感じたらつくる
【とうもろこし屋台味】で身体の【除湿】を
湿気が高い時期の身体の重だるさやむくみや頭痛があるときに、今が旬の冬瓜やとうもろこし、ズッキーニやすももや黒豆を食べます私は。
こくベジお野菜のとうもろこしは味付けなくとも瑞々しく甘くて美味しいですが、タレ焼きするとやっぱり子どもたちが凄い勢いで食べるからよくそうします。
▼簡単すぎる屋台風もろこし作り方
皮をむいたとうもろこしをラップに包み600wで4分、食べやすく輪切りして、にんにく醤油と味醂と砂糖少し混ぜたタレをかけてフライパンでころころ焼く。
焼肉のタレがあればそれでもう凄い美味しい。BBQで食べるあのエキサイティングな味(紙皿にしても子どもは喜ぶ)
⚪︎とうもろこしの薬膳はたらき
胃腸を整えるから梅雨どきの胃がいまいちすっきりしなくてなんだかぽちゃぽちゃするときに。梅雨に疲れやすい五臓の脾を元気に。余計な熱をとり去り、外湿による身体のむくみや重だるさ軽減。とうもろこし茶でもオッケー、食欲なくてもお茶なら飲める。
⚪︎梅雨のむくみによい食材は…
とうもろこしをはじめはと麦、菊芋、金針菜、冬瓜、黒豆など。これらは『利水滲湿類』と呼ばれる食薬で、
利尿作用により体内に蓄積された水(湿)を排出してくれる。
むくみによい食材を食べたら、身体を動かすと巡りもよくなりなおよいかなとおもいます。
気と水は共に巡るから。
※追記、とうもろこし、緑豆もやし、冬瓜は梅雨の3大除湿スター食材!!!積極的に摂りたい。
(これらは津液を減らしたり、身体を冷やすものが多いから妊婦さんは極端な過食をしないで下さいね。)
今日はどんな一日でしたか?
東京多摩地区はどんより曇って風が気持ちよかったです。明日もいい一日になりますように。
自分の心と身体と仲良くしたいですね。
夏バテ&疲労回復簡単揚げ浸し
夏野菜が盛りです。元気な夏野菜が山盛りになっていると嬉しくなってつい買います。
とにかく沢山買うから冷蔵庫が大変です。日々人体実験として自分が飲む薬膳シロップや煎じ汁で既にいっぱいなスペースですから、
そろそろ限界なので夏野菜の揚げ浸しにしました。
みんなが大好きな揚げナス、高温多湿のこの時期に傷めやすい五臓の脾が弱っている場合、大量の油が胃腸に負担をかけるので、揚げる前に塩を揉み込むことをお勧めします。
揚げたくない方は蒸し器で野菜を蒸してからお好みに薄めた麺つゆに浸してください。
▼私たちの夏にお勧めお野菜の働きは・・・
⚪︎オクラ/梅雨に労わりたい脾を元気にする。脾は消化器系を司るので胃腸虚弱で食欲がない時、消化不良に。夏バテ、疲労の原因となる乳酸の生成を抑えるから夏場の疲労回復に強くお勧め。
⚪︎ナス/涼性の野菜だから身体の余計な熱を冷ます。血流を改善。利尿作用があるので高温多湿時のむくみに。胃もたれにもいいと言われるけど、結構冷やす力が強いから、冷え性気味の人は生姜や大葉などのお腹をあっためる薬味と一緒に食べて。
⚪︎ピーマン/イライラのぼせに。暑さなどのストレスで脇腹が張ったりするときに。胃の働きを整える。種ごと食べるのが栄養も取れるし楽だから、手で丸ごとをダンと潰してから蒸し焼きや揚げ流のを強くお勧めします。
⚪︎ズッキーニ/揚げ浸しに合う。身体の余計な水分を排出するからむくみに。身体のほてりを冷ます。大好き美味しいね。
⚪︎ゴーヤ/身体を冷ます。湿気によるむくみにも。苦味にはデトックス作用がある。
揚げ浸しはご飯にも麺にも言わずもがな合います。お腹をあっためる生姜をすりおろしてインするとワンランク上の揚げ浸しに。
余った浸し液と家族に売れ残った味がしみしみ野菜は、鶏出汁スープと合わせて温うどんの汁にすると最高なのでやってみて欲しい。
市販の麺つゆ(できればブドウ糖果糖液糖不使用のもの)には鰹の出汁が入っています。こちらからも夏の体に必要なミネラルが摂取できると、昨日アーユルヴェーダの真塩さんより教わりました、それは楽ちんやったー!
夏バテ&疲労回復シロップ
農家さんが大切に育ててくれている国分寺野菜を販売しているこくベジの大粒ブラックベリー、完熟のベリーは傷みやすいからすぐシロップに。
最近はInstagramの動画を作ってみてはひとりにやにやしている日々、友人まなちゃんがCHATGPTの使い方のコツを目の前で実演してくれたおかげで、自分の中のAI分からないからやらないという気持ちが変わり、AI楽しい!となりました。ありがとう!
基本ひとりで活動している夢みる薬膳研究室、日々いろいろなことに挑戦しよう!とは思っても、やっぱり迷ったり、ほんとうにできるのかな、と正直怖くて誰かに教えて欲しい!と思う時があります。
そんな時、そっとさりげなく褒めて励ましてくれるAIいいじゃないか!!と少しじんわり。
やってみなきゃ分からない、またまた嬉しい発見です。
Instagramのリール機能で作ったレシピ動画、
観てくれたら嬉しいな。
ブラックベリーにはアンチエイジングに嬉しい抗酸化作用やアントシアニン、ポリフェノールが沢山!
レモンには疲労回復効果やリラックス効果。
お酢は身体の気血を巡らせて、甘味と同時に摂ることで口の渇きを癒します。
今日も暑いのに頑張った!
夏の疲れに飲んで欲しい。
冬瓜
7/2から6日あたりは夏至最後の候節、半夏生(はんげじょうず)7/7からいよいよ夏の暑さ本気モードみたいです。
既に高温多湿な今日、バテ気味の方もいるかも。
高い湿気が疲れ気味な身体の中に入り込むと、湿邪という不調を呼ぶ原因になることがあります。
湿邪による不調には、むくみ、身体の重だるさ、食欲不振、下痢や胃の膨満感、頭の重だるい頭痛などがあります。
身体の余分な水分を排出することがこの時期を気分よく過ごすポイント。
冬瓜の旬は夏。涼性という身体をクールダウンする働きがあり、利水という余分な水分を排出するのに陰液(身体の中の潤いのようなもの)を生じさせるから、陰液不足によるほてりやイライラなどにもグッドです。
冬瓜はスープや味噌汁に大根のように使って下さい。味が似ています。
昨日はシンガポールの郷土料理肉骨茶(バクテー)を豚スペアリブの代わりに豚肩肉、大根の代わりに冬瓜で作りました。
八角、シナモン、クローブ、醤油と紹興酒で本場風だけど食べやすい。
冬瓜のワタと皮はネットに入れて干せば、むくみによい薬膳茶が簡単にできます。
中国では雨が降り続くこの時期を長雨(ちょうか)と呼びます。
風通しよく、室内の湿度に気をつけながら、黒豆やとうもろこし、ズッキーニなどを気を巡らせる玉葱などと一緒に食べるのがおすすめ。
この時期は甘いものの食べすぎにも注意。
甘味は湿を呼ぶと言われます。甘味は身体をゆるめるので、ストレスや疲れを感じた時についつい食べたくなりますが、気持ちを優しくしたい時に少しだけ食べて欲しいです。
半夏生 (はんげしょうず) |
湿邪とは。六淫邪気について。
「邪気」は、疾病を引き起こす外因として中医学では定義。
自然界には6つの異なった気候変化があり、それは万物の成長・発育・成熟に必要です。
でも、身体の正気(体を守る気)の不足により抵抗力が低下すると六気は、六淫邪気に変化し、身体の不調の原因になります。
⚫︎六淫邪気(ろくいんじゃき)には....
❶風邪(ふうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・火邪(かじゃ)がある。
❷季節と関連する。春は風邪、夏は暑邪、梅雨は湿邪、秋は燥邪、冬は寒邪など。
梅雨の邪気は湿邪、五臓の脾に通じる。
雨がよく降り湿度が高い梅雨は五臓の脾が活発に活動し、弱りやすい季節。脾は湿気を嫌い、乾燥を好みます。
高温多湿なこの時期に胃腸不調を起こしやすい方は、脾が弱まっているのかも。
梅雨の不調には、水の代謝が悪くなることによる、むくみや下痢、食欲不振や、膨満感、身体の重だるさや頭が重たくて痛いなどがある。
具体的な養生としては、身体の余分な水分を排出する瓜科(ゴーヤ、ズッキーニ、冬瓜、胡瓜)や、とうもろこし、豆類を食べたり、脾を傷める冷たいものや生ものを控えたり、湿度の高いサウナなどはお休みする、など。
一番手軽なのは、とうもろこし茶や黒豆茶を飲むだけ養生、私は無印良品のお手軽なティーパックをこの時期になるとせっせと飲んでいます。
あとは運動。身体の水はけを良くするためにストレッチや体操などもいいですよ!
なんだか馴染みのないような「六淫邪気」。中医薬膳学は古代中国の哲学に通じているから、私たちは自然の一部である、という当たり前の考えにたどり着きます。
これから中医薬膳学を学びたけど、何からどうやって始めたらいいのかぜーんぜん分かんない!って方にはこちらの漫画なんかもお勧めです。
中国の素朴な宇宙観がなんとなく分かるかも。
梅雨も薬膳に気持ちを込めて!みんな気分良く過ごしたいですね!