室長日記

2025-05-28 08:39:00

そら豆ととうもろこし

IMG_3130.jpegIMG_3120.jpeg【水毒証】という言葉があります。

梅雨など湿度が高い時に身体に余分な水分が溜まることによる不調…

むくみ、むくみによるめまい、胃腸不調など、

体が浮腫むと口の中を噛みやすかったり、舌がいつもよりデロンとぽてって肥大したり…

五臓の脾は湿気を嫌う、脾は消化吸収を司る臓だから梅雨は胃腸の不調も起こりやすい。

水毒証はアルコールを飲んだ後の感じにも似てる。

昼ひとり飲み大好き室長は今日大好きな新宿ベルクで美味しいソーセージと黒ビールを。帰りの電車で足が浮腫んだり胃がチャポチャポしてるなあとかんじたのでスーパーでそら豆ととうもろこしを購入、

夕飯を作る前にこれらを食べて身体から水毒を抜いた。黒豆茶やとうもろこしひげ茶、なんかもおすすめ。水毒じゃなくて、胃が熱をもっちゃう胃熱証ぎみの人なら緑茶やトマトで胃を冷ましてみて。胃熱の人は飲んでも飲んでも喉が渇いたり、食べても食べてもなんだか満足しないから暴飲暴食になりがち。そういう人は辛いもの、脂っこいもの、そして火の性質を持つアルコールはほんとは避けて。飲みたい時は緑茶で割ったり、トマトジュースで割ったりするのもいいかも。

⚪︎そら豆、身体の余分な水分を排出、胃腸を元気にするから梅雨時に食べたい。疲労回復効果も。

誰にも聞かれてませんが、新宿ベルクではポークアスピックかジャーマンブランチの2択!ソーセージも追加が大好き。

 

 

2025-04-30 15:35:00

気(エネルギー)を高めるおかず

IMG_2015.jpeg4月最終日。春は気を消耗しやすい季節。以前こちらでも書いた春の5K(気温差、気圧差、強風、黄砂花粉、環境の変化)が怒りやイライラの感情と繋がる五臓の肝がただでさえ疲れやすい時期にわたしたちを疲れさせる。

4月に周りに気を使いすぎたなあ、緊張していたなあ、という方に今日は特にお話ししたい。中医学ではこの世界の万物は気の働きで成り立っていると考えてる。わたしたちと自然界の間にも、ひととひととの間にも常に気の流れやキャッチボールがあって、この気が気持ちよくスムーズに流れることが理想なんだよね。

性格的に気を使いやすかったり、いろいろ気にしすぎがちなひとは特にこの気を消耗しやすい。

気は、わたしたちの体をいろいろな外邪(病気のもとになるようなさまざまな外因)から守ってくれたり、やる気や元気という気持ちを強くしてくれる要だから毎日楽しく元気に過ごす為に必要不可欠なのだ。この4月沢山緊張したなあ、いつもより張り切ったなあ、周りに気を使ったなあという方、この連休では是非気を補う養生をしてね。具体的には、

気血を養う1番大事な睡眠をよくとる。

積極的に休む

好きなことをしてリフレッシュする

など。(頭が疲れるスマホやPCから離れてるのもおすすめ)

室長からは補気類という食材を使ったおかずを紹介!身体の土壌となる脾を養うメニューでもあるから胃腸も元気になると思う。

【へとへと息切れしたみんなに食べて欲しい!新じゃがと鶏肉、きのこの塩レモン炒め】

簡単作り方...

じゃがいも乱切りしてフライパンに水張って蒸し焼きして柔らかくしておく(レンチンでもオッケー)同じフライパンに油をひいて切った鶏肉に焼き目つけてきのこやブロッコリー(あれば)、じゃがいもを加えて炒める。最後に焼き肉タレの塩レモンを回しかけたら完成。刻みにんにくがあれば最初に油と炒めて香りを出すとさらに美味。室長は塩レモンを仕込むんだけど、こないだ市販の塩レモンダレを使ったらあれ、こっちのほうが美味しいかも!と思いました。

使った食材は全て特に気を養うメンバー!塩レモンの酸味は春に頑張る肝が喜ぶ味なのだ。

みんな4月ほんとうにお疲れ様!5月にバテないように、お休みはなるべくゆっくりできますように。

2025-04-27 11:50:00

蕗味噌

蕗のとうの苦味成分には健胃作用や解毒作用があると言われる。肺や大腸の熱を冷ましてくれると薬膳では考える。痰や咳の時にも。

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春は芽吹シーズン、薬膳では春は芽を食べるべき時期。デトックスやストレス軽減にお試しを。ちなみに安くて使いやすい豆苗も「芽」の食薬仲間だよ。

市場で安くなってきた蕗のとうを沢山購入、保存しやすい蕗味噌を作って4月のランチでお出ししました。ご飯に乗せたら口に春が咲きます。

⚫︎蕗味噌作り方

蕗のとうを微塵切りにしたらすぐに油と炒める。しんなりしたらみりんと味噌を混ぜたものを加えて水分を飛ばして完成。蕗味噌は刻んだそばから黒く変色しだすからなるべくすぐに炒めてね。お好みでお砂糖を加えるとさらに長持ちする。今美味しいうどにつけても最高です。

大型連休の養生エンタメに蕗味噌つくりがおすすめ。4月を乗り切った自分に美味しいものを!

読んでくれてありがとう。またね!

2025-04-20 21:44:00

春のほてりを冷ますいちご

1070522.jpeg1070524.jpeg自律神経が乱れやすい春。中医学では自律神経は五臓の肝(春に活発になる臓)がコントロールしているって考える。陽気と気温が上がり身体に熱がこもりやすく、ほてりやのぼせ、頭痛を感じやすい春、身体の熱が上手く発散できず微熱がでやすいのも今。我が家には子どもが3人いる。春先の微熱や喉の痛み、咳がある時、春から初夏にかけてはいちごを。秋は梨。冬は白菜を食べさせてきた。

春先はイチゴが安くなってきたから冷凍しておくのもおすすめ。

⚪︎いちごの薬膳的はたらき

身体の熱を冷ます。喉の痛みや咳に。喉を潤す。春の臓肝を助けるから春先のイライラもやもやした気分の時に食べてね。

 

 

2025-04-17 19:36:00

筍と春野菜の肉巻きを

1070426.jpeg1070389.jpeg1070406.jpeg1070425.jpeg春野菜を肉で巻く。頂いた掘りたて筍は茹でて切ってクリームチーズと肉で巻く。フライパンで転がしながら中までじっくり火を通す。お好みでポン酢やわさび醤油で食べて。パプリカやピーマンは肝を養うからもやもやイライラにいい感じ。

 

 

筍の薬膳的はたらき...

身体にたまった熱をとり除く。(清熱作用)特に肺熱による咳や痰、胃熱による喉の渇きにいいって言われる。大腸にこもった熱による便秘なんかにもいいって言われるから春ののぼせやほてりにおすすめ。

 

【茹で方】

筍は水からぬかと1時間程落とし蓋をして弱火で煮たら冷めるまでそのまま放置。適度な大きさに切り分けて浸水したまま冷蔵庫で保存。水を毎日変えたら数日もつよ。大きい鍋がなければ半分に切って茹でても大丈夫。

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