室長日記

2025-04-17 19:36:00

筍と春野菜の肉巻きを

1070426.jpeg1070389.jpeg1070406.jpeg1070425.jpeg春野菜を肉で巻く。頂いた掘りたて筍は茹でて切ってクリームチーズと肉で巻く。フライパンで転がしながら中までじっくり火を通す。お好みでポン酢やわさび醤油で食べて。パプリカやピーマンは肝を養うからもやもやイライラにいい感じ。

 

 

筍の薬膳的はたらき...

身体にたまった熱をとり除く。(清熱作用)特に肺熱による咳や痰、胃熱による喉の渇きにいいって言われる。大腸にこもった熱による便秘なんかにもいいって言われるから春ののぼせやほてりにおすすめ。

 

【茹で方】

筍は水からぬかと1時間程落とし蓋をして弱火で煮たら冷めるまでそのまま放置。適度な大きさに切り分けて浸水したまま冷蔵庫で保存。水を毎日変えたら数日もつよ。大きい鍋がなければ半分に切って茹でても大丈夫。

2025-03-31 22:13:00

春は「木」の季節

3月最後の日ですね。

研究室のある東京都府中市は冬の寒さ。前回の室長日記に記した春のストレス要因の一つ「気温差」が激しいこの頃。

中医学でいう五臓「肝・心・脾・肺・腎」は5つの季節、感情と紐づいていて春は「肝」と、5行(この世界を構成していると言われる5つの要素)では「木」と紐づいてる。

『どうして肝が木なのか?』

肝は疏泄(そせつ)を司り、伸びやかなことを好む臓。薬膳における「疏泄(そせつ)」とは、体中に気(エネルギー)や血、津液を巡らせる機能のことで、「通りをよくする」「上昇、下降」「発散する」って意味を含んでる。あと、肝は「気分」「情緒「怒り」なんかと深く関わってるから、普段からストレスフルな生活を送っていたり、春の自律神経の乱れなんかで気が詰まるような思いをすると肝が傷ついて巡りが滞る、そしてもやもやしたりイライラしたり脇腹がなんとなく張ったりしちゃうのだ。

肝が元気なら気も血もよく巡ってくれるからイライラやストレスなんかもすう〜って流れてくれると考える。

古代の人々はそういう肝の働きを知っていて、「樹木がのびのびと成長して枝葉を広げていく様子」と結びつけていたみたい。

だから春は「木」の季節と言われるよ。私たちものびのび広がる草木のように、ストレスで肝を傷つけないように大切な自分を労わろう。

忙しい毎日の中、たくさんあるものや情報やタスクの中本当に大切なものは何かをゆっくり考える時間を持てたらなあと生活してる。

薬膳的には、香りの良い柑橘系を食べたり、気の流れをスムーズにするラッキョや蕎麦、ストレスに良い青梗菜やピーマンなんかを食べて欲しい。

春は発散、デトックスの時期でもあるから苦味のある春菊やのらぼう菜、山菜なんかも取り入れて。免疫を高めるアブラナ科の野菜もいい感じ。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また室長日記に遊びに来てね。待ってます。

写真は国立大学通りの夜桜。花冷えの昨晩大好きな場所で道明寺を食べ歩き。

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2025-03-07 15:13:00

春は肝の季節

IMG_0546.jpeg春は五臓の「肝」が活発になる時期。

肝は蔵血(血を貯蔵)、血の流れをコントロールしたり、精神活動の調整を担ってる。

肝は怒りやイライラの感情とも繋がっていて、気が正常に流れる為にも働くから肝が傷つくとイライラしたり、胸がつかえたり、消化器系がうまく働かなくて胃もたれやげっぷがでちゃったり、なんだか胃がはるなあ、脇腹はるなあ、なんてことも。

逆もしかりで、イライラや激しい怒りの感情によって、肝が疲弊して傷つくことがある。(中医学は心と身体を分けないのだ)

じゃあ具体的にどうしたら?

肝は春に芽吹く草木のようにのびやかなことを好むから、わたしたちも気持ちを冬よりゆったりリラックスさせて、身体を動かして陽気や冬の間に溜まったものを発散、デトックスを心掛ける。

少し汗ばむような運動と、デトックス作用のある食材や気の巡りをよくする食材をとろう。

室長おすすめ春サラダは春菊と金柑のサラダ。

太白胡麻油や味噌や酢や蜂蜜のドレッシングで和えるのが春の気分。

面倒なら市販のドレッシングでも!

金柑はイライラして胸がつかえる時、咳などによくて「理気解鬱」というストレスやうつうつとした気分を流してくれる働きがある。

春菊は胃腸の働きを整えたり、ストレスを軽減してくれるよ。香りにリラックス効果があるから生サラダがおすすめ。

春は躁鬱の躁の状態になりやすい。あれこれ焦って慌てすぎないよう室長も自戒を込めて肝によいマイカイカの花や山楂子のお茶を飲んでます。

お花の粉にもお気をつけてください!

 

長く描きました読んでくれてありがとう!

またすぐに会いましょう!

 

2025-01-21 16:37:00

乾姜を作ったよ!

IMG_8977.jpeg冷えによる腹痛や消化不良、手足の冷えに

 

【乾姜(かんきょう)】は生姜を蒸して天日干しした中薬

身体を非常に温めて血行も促進してくれる。生の生姜より温める力が強い。

 

生姜を皮ごと1センチ厚に切って30分程蒸し

さらに1ミリ程度にスライスして天日干しして作る

生姜湯にしたりスープに入れたり、体が冷えたり風邪のひき始めにとてもおすすめ。(既に熱がでていたらさらに温めてしまうから控えて)

 

季節は小寒から大寒といわれる節気へ

1年で最も寒い時期がすぎたらいよいよ立春だ

 

お腹を冷やさないでください。

冷え性さんは足湯もいいよ。

2025-01-09 08:08:00

年末年始の胃腸疲れに焼きりんご

年末年始疲れてきた胃腸を整えるおすすめ一品

半分に切った林檎の種をスプーンでくり抜きバターときび砂糖をくり抜いた部分にのせて200度で30分オーブン焼く。

シナモンをかけたらさらに身体をあっためるよ。

子どもたちはアイスのせて🍨

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⚫︎林檎は薬膳ではこう考える

胃腸の不調を整える。肺を潤す。から咳をとめる。

 

【お知らせ】

研究室のレストランは1/26(日)開店します。

訪れた人がほっこりのびのびできる店内で

お子さまからみんなが食べられる味の身体と心にに嬉しいご飯を国際薬膳師が作ります。

開店日はオープンイベントを開催します。

オープンニングイベントは16:00-21:00!!!

◾️研究室のレストラン営業日と時間

月曜日と金曜日は16:30-19:00まで1階でお惣菜販売

水曜日と土曜日は2階にてランチ営業を予定しています。

詳しい営業時間やメニューは追ってまたInstagramやHPにてお知らせします。

〒183-0051 東京都府中市栄町3-18-47

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