室長日記
気(エネルギー)を高めるおかず
4月最終日。春は気を消耗しやすい季節。以前こちらでも書いた春の5K(気温差、気圧差、強風、黄砂花粉、環境の変化)が怒りやイライラの感情と繋がる五臓の肝がただでさえ疲れやすい時期にわたしたちを疲れさせる。
4月に周りに気を使いすぎたなあ、緊張していたなあ、という方に今日は特にお話ししたい。中医学ではこの世界の万物は気の働きで成り立っていると考えてる。わたしたちと自然界の間にも、ひととひととの間にも常に気の流れやキャッチボールがあって、この気が気持ちよくスムーズに流れることが理想なんだよね。
性格的に気を使いやすかったり、いろいろ気にしすぎがちなひとは特にこの気を消耗しやすい。
気は、わたしたちの体をいろいろな外邪(病気のもとになるようなさまざまな外因)から守ってくれたり、やる気や元気という気持ちを強くしてくれる要だから毎日楽しく元気に過ごす為に必要不可欠なのだ。この4月沢山緊張したなあ、いつもより張り切ったなあ、周りに気を使ったなあという方、この連休では是非気を補う養生をしてね。具体的には、
気血を養う1番大事な睡眠をよくとる。
積極的に休む
好きなことをしてリフレッシュする
など。(頭が疲れるスマホやPCから離れてるのもおすすめ)
室長からは補気類という食材を使ったおかずを紹介!身体の土壌となる脾を養うメニューでもあるから胃腸も元気になると思う。
【へとへと息切れしたみんなに食べて欲しい!新じゃがと鶏肉、きのこの塩レモン炒め】
簡単作り方...
じゃがいも乱切りしてフライパンに水張って蒸し焼きして柔らかくしておく(レンチンでもオッケー)同じフライパンに油をひいて切った鶏肉に焼き目つけてきのこやブロッコリー(あれば)、じゃがいもを加えて炒める。最後に焼き肉タレの塩レモンを回しかけたら完成。刻みにんにくがあれば最初に油と炒めて香りを出すとさらに美味。室長は塩レモンを仕込むんだけど、こないだ市販の塩レモンダレを使ったらあれ、こっちのほうが美味しいかも!と思いました。
使った食材は全て特に気を養うメンバー!塩レモンの酸味は春に頑張る肝が喜ぶ味なのだ。
みんな4月ほんとうにお疲れ様!5月にバテないように、お休みはなるべくゆっくりできますように。
蕗味噌
蕗のとうの苦味成分には健胃作用や解毒作用があると言われる。肺や大腸の熱を冷ましてくれると薬膳では考える。痰や咳の時にも。
春は芽吹シーズン、薬膳では春は芽を食べるべき時期。デトックスやストレス軽減にお試しを。ちなみに安くて使いやすい豆苗も「芽」の食薬仲間だよ。
市場で安くなってきた蕗のとうを沢山購入、保存しやすい蕗味噌を作って4月のランチでお出ししました。ご飯に乗せたら口に春が咲きます。
⚫︎蕗味噌作り方
蕗のとうを微塵切りにしたらすぐに油と炒める。しんなりしたらみりんと味噌を混ぜたものを加えて水分を飛ばして完成。蕗味噌は刻んだそばから黒く変色しだすからなるべくすぐに炒めてね。お好みでお砂糖を加えるとさらに長持ちする。今美味しいうどにつけても最高です。
大型連休の養生エンタメに蕗味噌つくりがおすすめ。4月を乗り切った自分に美味しいものを!
読んでくれてありがとう。またね!
春のほてりを冷ますいちご
筍と春野菜の肉巻きを



春野菜を肉で巻く。頂いた掘りたて筍は茹でて切ってクリームチーズと肉で巻く。フライパンで転がしながら中までじっくり火を通す。お好みでポン酢やわさび醤油で食べて。パプリカやピーマンは肝を養うからもやもやイライラにいい感じ。
筍の薬膳的はたらき...
身体にたまった熱をとり除く。(清熱作用)特に肺熱による咳や痰、胃熱による喉の渇きにいいって言われる。大腸にこもった熱による便秘なんかにもいいって言われるから春ののぼせやほてりにおすすめ。
【茹で方】
筍は水からぬかと1時間程落とし蓋をして弱火で煮たら冷めるまでそのまま放置。適度な大きさに切り分けて浸水したまま冷蔵庫で保存。水を毎日変えたら数日もつよ。大きい鍋がなければ半分に切って茹でても大丈夫。
春は「木」の季節
3月最後の日ですね。
研究室のある東京都府中市は冬の寒さ。前回の室長日記に記した春のストレス要因の一つ「気温差」が激しいこの頃。
中医学でいう五臓「肝・心・脾・肺・腎」は5つの季節、感情と紐づいていて春は「肝」と、5行(この世界を構成していると言われる5つの要素)では「木」と紐づいてる。
『どうして肝が木なのか?』
肝は疏泄(そせつ)を司り、伸びやかなことを好む臓。薬膳における「疏泄(そせつ)」とは、体中に気(エネルギー)や血、津液を巡らせる機能のことで、「通りをよくする」「上昇、下降」「発散する」って意味を含んでる。あと、肝は「気分」「情緒「怒り」なんかと深く関わってるから、普段からストレスフルな生活を送っていたり、春の自律神経の乱れなんかで気が詰まるような思いをすると肝が傷ついて巡りが滞る、そしてもやもやしたりイライラしたり脇腹がなんとなく張ったりしちゃうのだ。
肝が元気なら気も血もよく巡ってくれるからイライラやストレスなんかもすう〜って流れてくれると考える。
古代の人々はそういう肝の働きを知っていて、「樹木がのびのびと成長して枝葉を広げていく様子」と結びつけていたみたい。
だから春は「木」の季節と言われるよ。私たちものびのび広がる草木のように、ストレスで肝を傷つけないように大切な自分を労わろう。
忙しい毎日の中、たくさんあるものや情報やタスクの中本当に大切なものは何かをゆっくり考える時間を持てたらなあと生活してる。
薬膳的には、香りの良い柑橘系を食べたり、気の流れをスムーズにするラッキョや蕎麦、ストレスに良い青梗菜やピーマンなんかを食べて欲しい。
春は発散、デトックスの時期でもあるから苦味のある春菊やのらぼう菜、山菜なんかも取り入れて。免疫を高めるアブラナ科の野菜もいい感じ。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また室長日記に遊びに来てね。待ってます。
写真は国立大学通りの夜桜。花冷えの昨晩大好きな場所で道明寺を食べ歩き。





