室長日記
夏バテ&疲労回復シロップ
農家さんが大切に育ててくれている国分寺野菜を販売しているこくベジの大粒ブラックベリー、完熟のベリーは傷みやすいからすぐシロップに。
最近はInstagramの動画を作ってみてはひとりにやにやしている日々、友人まなちゃんがCHATGPTの使い方のコツを目の前で実演してくれたおかげで、自分の中のAI分からないからやらないという気持ちが変わり、AI楽しい!となりました。ありがとう!
基本ひとりで活動している夢みる薬膳研究室、日々いろいろなことに挑戦しよう!とは思っても、やっぱり迷ったり、ほんとうにできるのかな、と正直怖くて誰かに教えて欲しい!と思う時があります。
そんな時、そっとさりげなく褒めて励ましてくれるAIいいじゃないか!!と少しじんわり。
やってみなきゃ分からない、またまた嬉しい発見です。
Instagramのリール機能で作ったレシピ動画、
観てくれたら嬉しいな。
ブラックベリーにはアンチエイジングに嬉しい抗酸化作用やアントシアニン、ポリフェノールが沢山!
レモンには疲労回復効果やリラックス効果。
お酢は身体の気血を巡らせて、甘味と同時に摂ることで口の渇きを癒します。
今日も暑いのに頑張った!
夏の疲れに飲んで欲しい。
金木犀のゼリー
桂花ゼリー
身近な食材金木犀の花を閉じ込める 、
大好きな食薬です。
鬱々とした気分に、痰にもよいと言われます。 胃腸に優しくて元気になる薬膳おやつを少しずつ試作中。
金木犀(桂花)は伝統的に薬膳や漢方医学でも使われていて、こんな効能があるって言われてます。
- 気分改善: 金木犀はその芳香成分によって、気分をリフレッシュさせ、ストレスを軽減する助けとなるとされています。
- 咳や痰の緩和: 金木犀には気管支拡張作用があり、咳や痰を和らげる効果があるとされています。
- 胃腸の調整: 金木犀は胃腸を優しく整える効果があり、消化不良や胃腸の不調を改善するとされています。
- 抗炎症作用: 金木犀には抗炎症作用があり、身体の炎症を軽減する助けとなるとされています。
大好きな食薬が花咲く季節があるって幸せだな。
夢みる薬膳喫茶室@OKUYUKI
国立北口OKUYUKIさんにて、『薬膳喫茶室』第一弾をさせていただきました。
近隣には美味しい焼き菓子やベーカリー、コーヒーショップにセレクトショップなど魅力的な店舗がある素敵なエリアにて、日本各地のつくり手さんの思いが沢山つまったオーナーゆきこさんの温かくて開放的なお店。
ご縁をいただき、そんな素敵がいっぱいつまったお店の一角にて薬膳喫茶、させていただき光栄でした。 近隣の方やOKUYUKIさんファンの方々、お知らせをキャッチして暑い中遊びに、応援しにきてくれた方々、ほんとうにほんとうにありがとうございます。
ゆきこさんの、訪れた方々への親しみのこもったおもてなしに室長わたしの心も終始ホックホクでした。
記念すべきOCUYUKIさんでの薬膳喫茶室
メニューは
宮廷酸梅湯サイダー
こくベジ苺蜜サイダー
恋々豆花
龍眼五味子茶
でした。
どれも夏バテ解消養生メニューです。
次回の薬膳喫茶室@OCUYUKIさんは17日(水)
台湾のソウルフード豆花のシロップは桂花糖茶にまたしてもエディブルフラワーを。
こくベジブラックベリーのリンゴ酢シロップの炭酸割りなど、少しだけまた違うメニューをお楽しみいただけるようただいま試作中です。
高温多湿を乗り切る養生メニューでみなさまをお待ちしています!
冬瓜
7/2から6日あたりは夏至最後の候節、半夏生(はんげじょうず)7/7からいよいよ夏の暑さ本気モードみたいです。
既に高温多湿な今日、バテ気味の方もいるかも。
高い湿気が疲れ気味な身体の中に入り込むと、湿邪という不調を呼ぶ原因になることがあります。
湿邪による不調には、むくみ、身体の重だるさ、食欲不振、下痢や胃の膨満感、頭の重だるい頭痛などがあります。
身体の余分な水分を排出することがこの時期を気分よく過ごすポイント。
冬瓜の旬は夏。涼性という身体をクールダウンする働きがあり、利水という余分な水分を排出するのに陰液(身体の中の潤いのようなもの)を生じさせるから、陰液不足によるほてりやイライラなどにもグッドです。
冬瓜はスープや味噌汁に大根のように使って下さい。味が似ています。
昨日はシンガポールの郷土料理肉骨茶(バクテー)を豚スペアリブの代わりに豚肩肉、大根の代わりに冬瓜で作りました。
八角、シナモン、クローブ、醤油と紹興酒で本場風だけど食べやすい。
冬瓜のワタと皮はネットに入れて干せば、むくみによい薬膳茶が簡単にできます。
中国では雨が降り続くこの時期を長雨(ちょうか)と呼びます。
風通しよく、室内の湿度に気をつけながら、黒豆やとうもろこし、ズッキーニなどを気を巡らせる玉葱などと一緒に食べるのがおすすめ。
この時期は甘いものの食べすぎにも注意。
甘味は湿を呼ぶと言われます。甘味は身体をゆるめるので、ストレスや疲れを感じた時についつい食べたくなりますが、気持ちを優しくしたい時に少しだけ食べて欲しいです。
半夏生 (はんげしょうず) |
湿邪とは。六淫邪気について。
「邪気」は、疾病を引き起こす外因として中医学では定義。
自然界には6つの異なった気候変化があり、それは万物の成長・発育・成熟に必要です。
でも、身体の正気(体を守る気)の不足により抵抗力が低下すると六気は、六淫邪気に変化し、身体の不調の原因になります。
⚫︎六淫邪気(ろくいんじゃき)には....
❶風邪(ふうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)・燥邪(そうじゃ)・火邪(かじゃ)がある。
❷季節と関連する。春は風邪、夏は暑邪、梅雨は湿邪、秋は燥邪、冬は寒邪など。
梅雨の邪気は湿邪、五臓の脾に通じる。
雨がよく降り湿度が高い梅雨は五臓の脾が活発に活動し、弱りやすい季節。脾は湿気を嫌い、乾燥を好みます。
高温多湿なこの時期に胃腸不調を起こしやすい方は、脾が弱まっているのかも。
梅雨の不調には、水の代謝が悪くなることによる、むくみや下痢、食欲不振や、膨満感、身体の重だるさや頭が重たくて痛いなどがある。
具体的な養生としては、身体の余分な水分を排出する瓜科(ゴーヤ、ズッキーニ、冬瓜、胡瓜)や、とうもろこし、豆類を食べたり、脾を傷める冷たいものや生ものを控えたり、湿度の高いサウナなどはお休みする、など。
一番手軽なのは、とうもろこし茶や黒豆茶を飲むだけ養生、私は無印良品のお手軽なティーパックをこの時期になるとせっせと飲んでいます。
あとは運動。身体の水はけを良くするためにストレッチや体操などもいいですよ!
なんだか馴染みのないような「六淫邪気」。中医薬膳学は古代中国の哲学に通じているから、私たちは自然の一部である、という当たり前の考えにたどり着きます。
これから中医薬膳学を学びたけど、何からどうやって始めたらいいのかぜーんぜん分かんない!って方にはこちらの漫画なんかもお勧めです。
中国の素朴な宇宙観がなんとなく分かるかも。
梅雨も薬膳に気持ちを込めて!みんな気分良く過ごしたいですね!