室長日記

2024-08-07 12:43:00

暑邪と夏バテ

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夏休み台所班のみんな無事に生きてますか?


子どもが家にいますね、学童や部活班はお弁当作りがいつもの家事に追加されますね、買い出しの物量が多くて冷蔵庫もパンパンです。

夏、特に夏至から立秋の間に発生する「暑邪」という六淫邪気があります。まさに今です。

暑邪は炎熱で気、血、津液を傷つけると言われます、
これはどういうことかとざっくりいうと、
①夏の高温で体内の津液(体液や潤いなどを広く意味)が消耗される。②汗をかくことで体内の血が消耗される。③血と気はセットなので、汗と一緒に気も失われる。


つまり、暑さにより私たちは体液だけでなく、気(中医学ではエネルギーや生命活動の源などとして定義)も失いやすい、それが今過ごしている夏、

暑邪の症状としては....

熱が出やすく毛孔が開き汗をかきやすい。体液を消耗することにより、喉がやたら渇く。尿が少ない。汗とともに気を失うことにより息切れや脱力、心悸、イライラ、夏バテ、などがある。

暑邪は湿邪と一緒に体内に侵入することが多いので、この時期は疲れやすさの他に湿邪による気の流れの悪さや、下半身のむくみを併せて感じることも。

だから疲れるのは当然で当たり前。

の異常な暑さにほんと夏バテになりやすいです私たち。

育ち盛りが3人いる我が家、昨晩は台所仕事が限界を迎えてスシローへ。イカ、タコ、カツオ、などは汗と一緒に失われがちな血を補うし、サーモンは疲れにいいです。大人は無料のガリを食べて生魚でお腹を冷やさないようにできますし、米はお腹を温めて元気を補うからもう最高。あ、緑茶は身体を涼しくしてくれます。

夏休みのご飯づくりが体力的にキツくて栄養ドリンクを飲んでるってママ友がいます。
エナジードリンクはカフェインや糖分が沢山だからここぞの時に頼るのは良いけど、食べ物から摂取できたらそれもいいかもな、と思いました。(ちなみにこの話をストーリーにあげたら、数人の方から、わたしもエナジードリンク飲んでご飯作ってます、とコメントを頂きました。そうだよね、ありがとう。)
夏バテによい食材としては、

レバーや豆乳、スイカや山芋、梅干し、ズッキーニやゴーヤなどが身近かなと思う。

暑くてバテ気味な夏休み、ご飯づくりはサボってもいい。
コンビニご飯だって、ぎりぎりでご飯作ってぐったりしているママ(パパも)を見るより子どもたちは喜ぶかも。パウチや缶詰で売られているものなら添加物が少ないものが多いから、成分表を見てみてください。今は、おじいちゃんおばあちゃんなどに頼らず子育て踏ん張ってるご家族も多いと思う。あまり無理しないでね。

薬膳師のわたしも、朝はトーストにバターだけ!しか出さない時けっこうある。
夏バテしてたらまずは親が自分の心を大切に、自分を元気にしてあげることを優先してもいいのかなあと思います。
で、自分が元気になったら栄養沢山美味しいものを作ろう!

と、わたしは思います。

みんな、頑張りましょう!

【夏バテ対策簡単おかず】

エネルギーを生み出す脾を養い疲労回復にもいいオクラと暑さによるイラつきや喉の渇き、身体のほてりを癒すトマト、血を養う大豆の納豆を混ぜて身体を内側から潤す卵をのせるだけ。

室長の私は醤油麹とコチュジャンで調味しましたが、ごま油と醤油でも美味しいよ。

#学校と給食の有り難さを感じる毎日