室長日記

2024-07-04 16:35:00

冬瓜

7/2から6日あたりは夏至最後の候節、半夏生(はんげじょうず)7/7からいよいよ夏の暑さ本気モードみたいです。

既に高温多湿な今日、バテ気味の方もいるかも。

高い湿気が疲れ気味な身体の中に入り込むと、湿邪という不調を呼ぶ原因になることがあります。

湿邪による不調には、むくみ、身体の重だるさ、食欲不振、下痢や胃の膨満感、頭の重だるい頭痛などがあります。

身体の余分な水分を排出することがこの時期を気分よく過ごすポイント。

冬瓜の旬は夏。涼性という身体をクールダウンする働きがあり、利水という余分な水分を排出するのに陰液(身体の中の潤いのようなもの)を生じさせるから、陰液不足によるほてりやイライラなどにもグッドです。

冬瓜はスープや味噌汁に大根のように使って下さい。味が似ています。

昨日はシンガポールの郷土料理肉骨茶(バクテー)を豚スペアリブの代わりに豚肩肉、大根の代わりに冬瓜で作りました。

八角、シナモン、クローブ、醤油と紹興酒で本場風だけど食べやすい。

冬瓜のワタと皮はネットに入れて干せば、むくみによい薬膳茶が簡単にできます。

中国では雨が降り続くこの時期を長雨(ちょうか)と呼びます。

風通しよく、室内の湿度に気をつけながら、黒豆やとうもろこし、ズッキーニなどを気を巡らせる玉葱などと一緒に食べるのがおすすめ。

この時期は甘いものの食べすぎにも注意。

甘味は湿を呼ぶと言われます。甘味は身体をゆるめるので、ストレスや疲れを感じた時についつい食べたくなりますが、気持ちを優しくしたい時に少しだけ食べて欲しいです。

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半夏生
(はんげしょうず)